著者:長池涼太(ブラック企業研究家)
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『空白恐怖症』という言葉を知っていますか?
先日テレビでも取り上げられましたが、空白がある(予定が無い)状態を過度に恐れる人、状態のこと。
仕事仲間など周りを見てると空白恐怖症に大なり小なり該当するであろう人が多いなと感じています。
今回の記事では空白恐怖症について解説しつつ、そこまで忙しくなくても幸せに生きることができるということをお伝えできればと思います。
空白恐怖症とは
小学館が発表した第3回「大辞泉が選ぶ新語大賞2018」で大賞を受賞した新語で、意味は「仕事がないときに、あたかも仕事をしているように見せるためにダミーの予定やフェイクの予定を入れるほど、自分の予定が空白な事を恐れていること」とある。
予定が空くのが怖い「空白恐怖症」に陥りやすい人の特徴は?|マネーポストWEB
空白ができる(予定が空く)ことに対して人並み以上に恐れを抱くことを言います。
2018年から出てきたということで比較的新しい言葉ですが、先日テレビでも取り上げたらしいです。
- SNSなどで他人のリア充さに焦りを感じて、無理やりにでも予定を入れるなどしてプライベートを充実させようとすること
- 仕事においても、本当はそこまで忙しくなくても『仕事してる風』に見せるために無理やり予定を入れたり、ダミーの予定を入れるなどする
- これらのように予定が無い、予定が空白なことを恐れる人
空白恐怖症になりやすい人
- InstagramなどSNSで他人が楽しそうにしている(リア充な)様子を見て、それに対して劣等感や焦りを感じる
- 寂しさを自己処理するのが苦手
- 周りからどう見えるかを気にする人
僕の場合はフリーランスですがすごく稼いでるわけでもないので、僕の生活ぶりは基本的に地味です(笑)。
一方で僕も学生時代の友人とSNSでつながっているので投稿も目に入りますが、僕の学生時代の友人は多くが会社員で結婚して子供がいたり、30歳を過ぎているので会社でもある程度出世している人も出てきています。
僕は他人の出世などは気にならないタイプですが、僕と違ってそれを気にしてしまう人もいます。
そうなると、
- もっとがんばらなきゃ
- 私だってこれだけ頑張っている
と思い、ついつい背伸びして身の丈以上に予定を入れたりSNS上などでリア充っぽく振舞うなどします。
空白恐怖症の人がすべき対策
- 最低でも週に1,2日、完全にフリーな日を作る
- 空白恐怖症対策を考えるとどうしても仕事量は減るが、仕事の単価を上げるか少ない収入でも生活できるよう無駄な支出を無くす
- 自分が『何屋』かを認識し軸を持つ。軸が無いといわゆる『多動』の状態になり、最悪パンクする
(多動過ぎると予定すっぽかして信用を失うリスクもある) - 人は人、自分は自分と割り切る(他人と比べて勝ったところでそこまでメリットはない)
フリーランスの場合、良くも悪くもスケジュールは自分でコントロールしやすいですが、やり方次第では会社員以上にぎゅうぎゅう詰めのスケジュールになることもあります。
もちろんスケジュールを詰め込むことで収入が上がりやすいなどのメリットもありますが、僕は会社員時代にぎゅうぎゅう詰めのスケジュールを経験して体もメンタルもかなり疲弊したので、スケジュールの量は抑えるようにしています。
予定を過度に入れないというのが一番の対処法であるとは思いますが、特に会社員などの場合は不確定要素が大半を占めるためなかなか難しい部分もあると思います。
そのため複数の予定をこなすことも珍しくないですが、そんな状況でも可能な限り『一つ一つこなしていく』という考え方は大事になってきます。
ちなみに「フリーの日(何もない日)は何をしているの?」と聞かれることもありますが、
- 本を読む(紙媒体、Kindle)
- YouTubeで情報収集
- 何となく出かける(ショッピングモールに行くことが多い)
あたりですね。
読書やYouTubeについてはブログや他の仕事にあたっての『インプット』の役目もありますし、どんな仕事にも役立つことはあるのでオススメです。
何もない日と言いながら仕事をしている感じですが、これはこれで個人的には心地よかったりします。
予定をあえて空けておく
僕に関しては空白恐怖症にあてはまる要素が無くむしろ真逆の人間だと思います。
僕の場合はフリーランスのため出勤など決まってやることがそこまで多くないですが、
- 月曜日の21時~22時、ブログ仲間とミーティング
- 火曜日・木曜日の午後、コミュニティスペース本拠地管理人のため本拠地にいる
あたりが固定のスケジュールで他は、ブログコンサルやHSP勉強会が不定期に入るくらいでそこまで予定は多くないです。
(ブログ記事執筆は空いた時間でその都度書いている)
そのため月にもよりますが、月の半分以上予定が入ってないこともあります。
でもヒマならヒマなりのメリットもあると最近は思うようになりました。
時には友人などから臨時で仕事を頼まれることもあったり、突然興味のあるイベント情報が入ってくるのもあるので、人助けやチャンスの機会を確実にこなす点は良いと思います。
先日も友人が運営するカフェで人手不足のため、僕が急遽カフェ店員をやってきたこともありました。
- 目の前で悩んでいる人を見捨てず確実に力になれる
- 転がってきたチャンスを逃さない
少しヒマなくらいが幸せ
- 予定が無い、少ないことに対して過度に恐れを抱いたり焦りを感じること
- SNSなどで他人の動向が気になりやすい人や周りかどう見られるか気にする人は空白恐怖症になりやすい
- HSPと空白恐怖症の関連は今のところないが、論文のチェックリストでリンクする項目がある
- 複数の物事を並行してこなすのはかなり疲れるので、一つ一つこなすようにする
- 予定を空けておくことで目の前で困っている人を助けられたり、突然転がってきたチャンスをものにできる
僕の場合はそれによってただでさえブラック企業で疲れ切っているのに、休む時間を減らして結果ドクターストップがかかったくらいまで体調が悪化してしまったのかなと思います。
そのときの反省からあえて予定はそこまで入れずのんびりと球に仕事するくらいな感じで生活していますが、僕はかなり合うようで日常生活で感じるストレスも激減し楽しく過ごすことができるようになりました。
実はある程度ヒマである方が現代社会では幸せになりやすいのかなと思ったりします。