センター試験の大失敗が人生のターニングポイント

著者:長池涼太(ブラック企業研究家)

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毎年1月と言えばセンター試験がありますね。僕も2007年の1月にセンター試験を受けました。

そして、センター試験は大失敗しました

そのために元々の第一志望をあきらめたりなんてこともあったので、正直あまり良い思い出ではありません。ただ、同時に失敗したからこそ今の自分があると思う部分もあるので、その後の自分次第な所もあります。

もちろん受験なので、成功するにこしたことはないです。特にこの記事は

  • 受験に失敗して迷いのある人
  • これから受験する方で不安を抱えている方

に読んでほしいです。

センター試験本番

2007年のセンター試験の話なので、今と異なる所もあるかもしれませんのでご了承ください。

1日目:文系科目。得意の英語で特に頑張った

会場は地元の茨城大学の水戸キャンパスでした。例年センター試験の日って雪の日が多いそうですが、僕が受けた時は天気が良かったです。

1日目は地理、国語、英語の順に文系科目。僕は理系で地歴公民は1つでよかったので、その中で得意の地理を選択してました。国語は苦手(特に現代文)だったので、何とか最低限の点は取ろうというイメージで。

英語は高2で英検2級をとったりと最も得意とする科目だったので、ここで点数を取って他の科目のプレッシャーや負担を減らそうというイメージを持ってました。ちなみに2007年のセンター試験は、英語でリスニングが導入されて2年目だったので、まだ過去問もなく、各学校で授業は工夫してました。

2日目:理系科目。数学はかなり苦手

この日は残りの理系の科目。数ⅠA、数ⅡB、生物、地学で受験。

理科は物理、化学も含め4つの中から2つを選択。農学部など生物系の学科志望だったので生物は必須。2個目の理科は当初は地学でなく化学の予定でしたが、あまりに化学が苦手のため地学に変えました。地学は高3から始めましたが、相性が良かったのか英語の次くらいに得意になれたので1年で受験レベルまで持っていきました。その点で地学は個人的にオススメです。

ちなみに理系(生物系統)の学部の人は生物・化学の組み合わせで受ける人が多いそうです。

そして数学はというと理系特に苦手でした。ⅠAはたまに点が取れるときもあったけど、ⅡBについては50点越えたことがほとんどなかったくらい。

自己採点。センター試験失敗という最悪の結果

当時はスマホもないし、PCも持ってなかったですが、携帯のサイトでセンター試験の回答の速報もあったらしく、その日のうちに自己採点はやろうと思えばできました。

ただ、僕の通ってた高校は試験翌日にセンター試験を受けた人を集めて、そこで自己採点をやるということだったのでそれまでは一切しませんでした。

ちなみにこの段階では地元の茨城大学の農学部を志望していました。当時農学部は2次試験がなく、センター試験(+内申書)でほぼ合否が決まることになっていました。

そのため、僕にとってはセンター試験の結果がある意味すべてだったのです

そして当日、大教室にセンター試験を受けた人(特進コース全員(60人くらい)+10人くらい)が集まって各自で自己採点をしました。

僕は得意科目に自己採点をして英語や理科・社会までは想定内の点数でしたが、国語と数学でとんでもなく低い点数をたたき出してしまいました。どう計算しても志望学科の目安の点数には全く及びませんでした

まだ自己採点途中の人もいましたが、人目もはばからないで僕はその場で号泣しました。担任の先生や友人も声をかけてくれたようですが、あまりに気が動転してそれ以降のことはあまり覚えてません。

私立大と国公立大2次試験

困ったのが、志望校をどうするか?

茨城大学はセンター試験でほぼ決まり絶望的なので、変えることにしました。お金のこともあるので、なるべく国公立に行きたかったのでかなり調べました。

そして1週間くらい探して偏差値なども考慮した結果、秋田県立大の生物資源科学部ならチャレンジできそうで、かつ興味のあることも学べそうな感じだったのでそこに決めました。私立大学は後に進学するところをふくめ3つありましたが、いずれもセンター利用は無しだったので一般試験で。

私立。まさかの全滅⁉

受けた3つの私立はそれまでの模試の成績からして確実に受かりそうな東海大学。成績的に五分で後に進学する玉川大学。少しランクの高い東京農業大学でした。

結果から言うと東海大学と東京農業大学は落ちました。特に東海大は模試では常にA判定、B判定はたまに出るレベルだったので、正直落ちるのは想定外でした。玉川大学は書面で結果が来て、「保留」って書いてありました。期日が書いてあって、そこで「もし繰り上げで合格なら電話します」ということでした。この時点で2月の半ばくらいでしたが、まさかの1個も合格が無しの事態。

クラスでもこの段階で全滅は僕だけで、先生にもすごく心配されました。ただそういってる間にも残った公立大の試験も迫っているので、すごく不安な中とりあえずしっかり勉強しました。

補欠合格。そして2次試験へ

そしてそのまま玉川大学補欠合格連絡の期日。その日はずっと家にいて電話を待ってました。待ち続けて夕方、大学から電話が来て、「合格です!」と言われました。これで何とか全滅は免れたのでものすごく安心しました。

翌日に高校に行って合格したことを先生たちに伝えたら、心配してたのもあってものすごく喜ばれました。担任+他教科の先生もいて皆してすごく心配だったみたい。

この時点で公立大の試験の4,5日前でしたが、また勢いづいてしっかり勉強。

公立大も落ちた

そして秋田県立大は、地方受験で仙台まで行ってきました。試験が朝からだったので前日の夕方に行き試験会場の近くのホテルに泊まりました。

が、翌日寝坊して起きたのが試験開始の1時間前で、バタバタしながら試験会場に向かいました。幸いホテルが会場の近くだったからまだ良かったですが。ただこれを差し引いても不安な状態が続いていたので試験も集中力を欠いた感じはありました。

試験が終わったら帰りの特急まであまり時間がなかったのでさっと電車乗ってさっと帰りました。

その後、高校の卒業式を済ませて1週間後くらいに合否がきて秋田県立大も落ちて、結局残った玉川大学に進学することになりました。

実は元々玉川大学は直前に受けるのを決めたのもあってあまり進学する気はありませんでした。そのため当初は浪人することも考えていましたが、家探しが始まってしまったので流れで玉川大に決めてしまったところもありました。

大学受験は失敗したけれども、糧にはなる

そんな感じで大学受験は失敗だったので、あまりいい思い出ではなかったです。

実はセンター前の秋くらいに成績がけっこう上がって、一時期は茨城大学もそれまでずっとEとかD判定をうろうろしてたのが、CやB判定も出るようになったので、今思うとそれで気が大きくなってたのはありますね。

そもそもB判定でも合格を保証できるレベルでもないですし。失敗するべくして失敗したかなと思います。

ちなみにこういった話、多少省きつつある生徒の失敗談として、塾講師やってた時に生徒に受験が近い時期に話してました。こうしたら失敗する的なことを言ったという所ですね。

ただ、センター試験を失敗したことによって、強制的に地元を出て一人暮らしをして東京に出ることになりました。

そして一人暮らしなど地元ではできないような経験を4年間で積むこともできたので、良くも悪くも大学受験というが人生のターニングポイントになったと思います。

受験に失敗はしたけど、それで人生が悪い方向に行ったとは思っていない。なにより失敗だって、やり方次第では今後の糧になる!

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