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20代でブラック企業で死ぬほど働くと30代以降で損をする

著者:長池涼太(ブラック企業研究家)

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20代のうちは無理してでも働け!

このようなことをおじさん・おばさん世代に言われたことってないですか?もしくはそれを真に受けてめちゃくちゃに働いた方とかいませんか?

たしかに20代のうちにガツガツ働くことは後になって実を結ぶこともあるのでその点は正しいですが、ただそれはブラック企業ではない『まともな職場』であることが大前提です

僕みたくブラック企業でがつがつと働いてしまうとキャリアに傷がつくのはもちろん、30代以降になっても『後遺症』という形で悪影響が残ります。

今回の記事では僕のような被害者を減らす意味でも、20代でブラック企業で無理を重ねたり被害を受け続けて30代に突入するとどうなるかを解説しました。

20代で無理をし過ぎると30代以降に悪影響や後遺症が残る

20代のブラック企業の経験は30代でも影響が残る

体調面の後遺症。胃腸が弱ったまま

僕はこれまで3社のブラック企業に勤めた経験があり、それぞれでメンタルや身体に被害を受けました。まず体調面で言うと建設会社と塾での被害が大きかったです。

  • 建設会社・・ストレスによる過敏性腸症候群、胃腸炎の発症。あと鬱っぽかった
  • 塾講師・・長時間労働による負担で胃腸炎を再発。自律神経にも異常をきたした

特に僕の場合はストレスがかかると胃腸に影響が出やすいタイプだったため、23歳で初めて過敏性腸症候群などを発症してから27歳で塾講師を辞めるまで何度も再発をしましたし、36歳の現在でもたまに胃が痛くなるなどはあります。

りょうた
りょうた

1日3食普通に食べるとおなかを下すことが多いため、1日2食になる日も多いです。

そのため必然的に体重も増えづらく、健康診断においてもBMIは瘦せすぎと標準の境目をさまよっているような状態です。

20代半ばの頃が一番体重がありましたが、当時と比べると10㎏くらい体重が落ちました。

メンタル面。会社員として働くことがトラウマになった

  • 農業法人・・社員の目の前で社長からクビを宣告。「おまえは価値のない人間だ!」など人格否定の言葉を30分浴びせ続けられた

農業法人に関しては主にメンタルでしたが、パワハラによるショックが強烈で現段階で農業をクビになって以降は会社員という働き方は一切しておらず2019年以降はフリーランスという形で細々と生活しています。

フリーランスも楽しいですが、元々フリーランスになりたかったというより会社員という働き方を捨てざるを得なかったような状況から消去法で仕方なくなったという感じでした。30代半ばとなると正攻法での転職活動は難易度が高いですが、金銭面での安定などを考えると願わくば今からでもどこかの会社が雇ってくれないかなとは思っています。

りょうた
りょうた

ちなみにこの農業法人をクビになったことに関してはインパクトが大きかったせいか数年たっても、月に数回くらいの頻度で夢に出てきます。

20代で受けたブラック企業からの仕打ち

ブラック企業で受けた仕打ち

派遣事務でストレス性の過敏性腸症候群・胃腸炎を発症

内定がないまま大学を卒業した僕にとって6月に入社した建設会社は社会人として初めての就職先でした。元々新卒の時から「事務に向いてる!」みたいなことは友人はもちろん適性検査でも言われていたので、それなりにやっていけるとも思っていました。

ただ、実際に事務をやってみると思ったより仕事の覚えが悪く入社初日から上司からも圧力をかけられる日々。その結果入社1か月ほどでガッツリ体調を崩してしまいました。仕事を休んで病院に行くと「ストレス性の過敏性腸症候群・胃腸炎」とのことでした。

おくすり手帳
当時処方された薬。胃腸がやられていました。

薬をもらい休んだ翌日からすぐに仕事復帰はしましたが、また数日後に休んだくらい体調が安定しませんでした。結局入社2か月がたつ頃にはだいぶ重症化しており、メンタルにも来てたためか精神科を紹介されるくらいには精神的に参っていたのも有、入社2か月がたつところで辞めることにしました。

「入社2か月で辞めるとはけしからん!」という意見もあるかもしれずそれはそれでごもっともですが、あれ以上続けていたら本当にうつ病などを患って取り返しのつかない事態になっていた可能性も高いため、今となってはサクっとやめたのは正解だったと思っています。

塾講師時代に長時間労働で自律神経の異常や胃腸炎の再発

建設会社を退職してから2か月後に学習塾に入社しました。建設会社と違って上司からの変な圧もなく良い上司も多かったので精神的なストレスは最低限に抑えられました。

ただ、入社2年目くらいから社内のシステムが大きく変わり、それに伴い労働時間・残業が大幅に増えました。

りょうた
りょうた

今でいう「DX」のような取り組みを社長が導入しデジタルの要素が増えましたが、逆にそれ絡みの細かい業務が増えてしまいました。

加えて休みも大幅に減ってしまったのもあり、建設会社時代に患った胃腸炎を再発してしまいました。加えて病院で心電図を取るなどした結果、自律神経に異常があることも明らかになったため「エチゾラム」という不安障害などに用いられる薬を処方されました。

塾講師時代に処方された薬
当時処方されていた薬。特にエチゾラムは精神疾患でも使われるとか。
りょうた
りょうた

ちなみにエチゾラムは不安障害や自律神経失調症など各種精神疾患に対して服用されるケースが多いそうです。

実際の処方例としては、上記のような心身症や不安神経症、パニック障害など各種の不安障害を中心に、自律神経失調症、更年期障害、うつ病や不眠症、統合失調症や躁病の急性期などに処方されています。 さらに、筋肉をほぐす作用があるので、緊張型頭痛や頸椎症、腰痛症、肩こり、けいれん性の病気などに応用されることも多いです。このように、この系統の薬は副作用が少なく安全性が高いこともあり、各診療科でいろいろな病気に幅広く使われています。

デパスとは?エチゾラムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版)

精神疾患に使用されるような薬を当時服用していたと考えると当時の自分がいかに精神状態が悪かったかも改めてわかりますね。

パワハラを受けて農業法人をクビになり働くこと自体がトラウマになった

塾を辞めて2か月ほどで農業法人への入社が決まりました。僕自身、大学の農学部を出てる意味では多少農業の知識があるという評価をしていただけましたが、大学を出てからは農業の仕事を全くしていないため実質は未経験者と変わらなかったと思います。

ただ、「大卒+農学部卒」でハードルが上がってしまったためか、建設会社と同じく入社初日から「なんでそんなこともできないんだ!」と社長にブチギレられるような日々でした。

結果入社3週間たった日に「おまえは価値のない人間だ!」と社長に言われクビになりました。しかも社員が仕事をしている事務所で、社員にも聞こえる形で言われましたし、それを聞いていた社員はうっすら笑っていました。

りょうた
りょうた

「クビ」とは書きましたが、書類上は退職勧奨で辞めたことになっています。

まとめ

記事のまとめ
  • 20代で無理をし過ぎると30代以降にも影響が残る
  • 建設会社、塾講師時代はパワハラや長時間労働で胃腸をやられ、今も胃腸が弱いまま
  • 農業法人ではパワハラを受けた上にクビにされ、働くこと自体がトラウマになってしまった
  • 体調面やトラウマなどを総合的に考えた結果、やむを得ず会社員になることをあきらめフリーランスになった
  • とはいえフリーランスや金銭面など不安が多いので、できることなら会社員の方がいいなと思う

まともな企業、環境で若いうちに多少無理してでも働くならまだいいと思いますが、ブラック企業など劣悪な環境下なら絶対にやめた方がいいです。僕みたく20代をほぼ棒に振ったり、30代になっても影響が残ることもありますからね。

もし今ブラック企業など劣悪な環境で働いている方がこの記事を見ていたら、なるべく早いうちに手を打って少しでも長く健康的に過ごしてほしいと思います。

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