著者:長池涼太(ブラック企業研究家)
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僕は会社員時代、決して仕事ができる方ではありませんでした。
そのため上司からのプレッシャーがえげつなかったですし、上司の評価を上げようと必死に働いていました。
結論としてはムダに終わりましたし、鬱になりかけたり会社をクビになったりもしました。
会社を辞めて改めて考えると、上司に評価をされるために仕事をしてた昔の自分がバカバカしいと思ってます。
仕事において1回下がった評価を上げるのは難しい
多少評価が下がったくらいであればその後の頑張りで挽回することは可能です。
ただし、ある一定の水準まで評価が下がってしまうとそこからの挽回はほぼ不可能です。
例えば、
- バカやクズといったあからさまな暴言を言われる
- 何をやっても怒られる
といったあたり。
要はパワハラっぽいところですね。
職場でありがちなのが、一度本当に何か些細なことで嫌われてしまうことがあり、それがどんどん加速してしまい挽回が不可能な状態になっているということです
何をやっても怒られる職場は辞めるべきクソゴミ底辺の証と断言する! お前ら、社畜で人生楽しいか?
職場の人間関係って閉鎖空間な上に、減点方式なのでやらかした時点で挽回は不可能なんです
こういう状態になっている場合、上司はあなたがどんなことをしようがどんなに成果を上げようが理不尽に粗探しをします。
つまり評価を回復しようとあの手この手で頑張ってもムダに終わることが多いのです。
会社をクビになった
僕は28歳のときに農業法人に転職しましたが、そこも入社してわずか3週間でクビになりました。
初日から
- 「こんなこともできないの?」
- 「(仕事が)遅くね?」
とか散々な言われようでした。
入社して10日目くらいには、当時いた外国人の技能実習生(入社半年~1年くらい)と作業の競争をさせられて大差で負けました。(当たり前ですよね)
元々正社員登用ありのアルバイトでの採用でしたが、この頃に「正社員登用は厳しい」とキレ気味に言われました。
それ以降より社長や上司からの風当たりが強くなり、最終的にクビになりました。
おまけにクビを宣告されるときには社長に「おまえは価値のない人間だ!」など心ない言葉を30分間浴びせ続けられて、働くこと自体がトラウマになるくらいまで落ち込みました…。
あなたの評価は会社や上司によって異なる
さらに必要な人材というのも、企業の状況によって大きく異なります。「なんでも出来て人当たりのいい人材」を求める会社もあれば(得点の積み上げ式である人材市場価値の評価法で評価が高くなるのはこちらですが、ここで求められているのは言葉は悪いですがコモディティ化した人材で、こうした求人は必要な人材を定義できない、誰かが辞めたから穴埋めで人を雇おうとしている会社から出されるので賃金は高くありません)、「尖った能力を持つ人材」を求める会社もあります
「市場価値のない会社員は仕事がなくなる」という考え方が実は間違っている2つの理由
そもそも会社によって求める人材像は違ってきます。
何でもできるオールラウンダータイプの人を求める会社があれば、得意苦手はハッキリしているけど(良い意味で)尖っている人を求めている会社もあります。
要するに仮にオールラウンダーの人が、尖っている人を求めている会社に入ったところで評価はされにくいです。
さきほど触れた農業法人ですが、僕が大学の農学部を出ていたのもありますがかなりの即戦力を求めていたのかなと思います。
かと思えば農業の前にやってた塾のときは、新人を育成するために研修担当の上司が必ずつくなど、育成については農業よりは充実してました。
塾もブラック企業とは言いつつ4年勤めましたからね。
結局は「会社と合うか」がポイントになります。
仮にあなたがどんなに優秀でも会社と合わなければ全く評価されません。
同じ会社でも、ある上司には全然評価されず、別の上司には高評価をいただけるなんてこともよくあります。
仕事の評価は減点方式。下がりすぎたら見切りをつける必要もある
- 少し下がるくらいなら、挽回も可能だが一定以上評価を落とすとどう頑張っても評価を回復することはできない
- 評価を回復するために必死になったところで上司はあなたの粗探しに全力を注いでる
- この粗探しが時にパワハラに発展することもある
- 結果頑張りすぎて精神を病むこともある
- 評価のポイントは会社や上司と合うか(会社や上司にとって都合が良いか)。これが能力以上に重要
いろんな会社を見てきましたが、ある程度まで評価が下がると回復は不可能なのはすごく実感しています。
それに頑張りすぎてしまうと精神を病んでしまったり、鬱になってしまうこともあります。
仕事は会社や上司を満足させるためではなく、「お客さん」を満足させるためにやることだと思っています。
そう考えると上司の顔色をうかがいながら仕事をするのも本来はおかしいです。
あなたは誰のために仕事をしていますか?