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ブラック企業の後遺症を抱えながらフリーランスやってます

著者:長池涼太(ブラック企業研究家)

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僕は2011年から2016年まで様々なブラック企業に勤めました。

記事公開時点で数年~10年以上は経過していますが、体調面からメンタル面まで様々な観点で影響が残っていると感じています。

今回の記事ではブラック企業を辞めてから感じた体調面・メンタル面の後遺症はそれを抱えての生活などについて解説しました。

ブラック企業を離れて8年。いまだにある後遺症

ブラック企業におけるトラウマ

1日3食がキツくなった(おなかを下しやすくなった)

当時服用していた薬

最初の就職先の建設会社でストレス性の過敏性腸症候群・胃腸炎を発症してしまいました。会社を休むくらいの体調悪化もあり、入社2か月で辞めました。

その後学習塾に転職しましたがこちらでは長時間労働のストレスにより胃腸炎を何度も再発。医者にも言われましたがストレスによる胃腸炎って基本的に完治することはなく、表面上症状が治まってもその後ストレスが溜まれば再発するとのこと。

ブラック企業から離れて以降はストレスが溜まる場面も少なくなったとはいえ、ストレスが全くないわけでもなくふとしたときにストレスが溜まると今でも腹痛やおなかを下したりということは多々あります。

そしてこのようにおなかが弱くなったもので、食事もあまりたくさんはとれなくなった感じになりました。現在は1日3食をしっかりとる日は少なく、基本的には1日2食か朝晩を普通に食べて昼は食べても軽食で済ませることが多いです。

りょうた
りょうた

正直時間帯によってはかなりお腹が空くこともありますが、一般の人と同じ感覚で食事をとるとトイレに駆け込むことも多いです。そのためおなかは空いてるけど、うかつに食事をとれない場合もあります。

体重が増えず健康診断でもやせ過ぎの判定

また食事の量を減らすことによって出る影響としては体重が減ったのもあります。

ブラック企業にいて一番体重があった頃と比べると今は10kg落ちてますし、一番体重が落ちた時期(2,3年前)はさらに5㎏くらい落ちていた時期もありました。

毎年水戸市の健康診断を受けており体重も図っていますが、BMIでいうと標準内の数字にギリギリ届いてるレベル。

特に数年ぶりに会う方には「痩せた?」とかなりの確率で言われますがその通りです。

シンプルに体力がなくなり長時間の仕事は難しくなった

そして食事量が減ったのも絡んでいるのかわかりませんが、ブラック企業を辞めて特に実感するのが「体力が大幅に落ちたこと」。

会社員の時は当たり前に1日8時間以上、週5,6日働いていましたが今はフリーランスの立場とはいえ同じ感覚で働くとぐったりしてますし、場合によっては翌日動けなくなることもあります。

記事の後半でも触れていますが、運転代行のアルバイトをやる機会がありその時にブログをやる傍ら「1日6時間・週3日」という勤務形態で1年近く過ごしましたが僕的には労働時間としてはこれが限度だと感じました。

ブラック企業当時のことが定期的に夢に出る

「もうひとつの悪夢の種類は、PTSDなど何かトラウマになり得る出来事があり、起きている時はフラッシュバック、睡眠中は悪夢として出現するものです。
   
こうした悪夢をたびたび見る場合は、夢と現実の区別がつかなくなったり、不眠状態、抑うつ状態に陥ったり、自殺企図の遠因になったりする可能性もあるため注意が必要です。 また、心理的な不安やストレスだけでなく、身体的な不調が夢に現れる例も報告されています。睡眠時は感覚がより体の内部に向く傾向にあります。トイレに行きたいとき、海や川、水に関する夢を見ることってありますよね? 覚醒しているときには気が付かない不調部分、病因が夢に現れるという現象はいくつも報告されていて、脳梗塞や肺がんを『夢で見て気づいた』という例もあるそうです。」

夢は自分の記憶から作られる?悪夢の意味や良い夢を見る方法を臨床心理士に聞いてみた|LINK@TOYO|東洋大学

科学的に見てもトラウマと夢(悪夢)のかかわりは多少なりともあるらしいです。実際僕もブラック企業の各社の辛かった時期は今でも夢に出てくることが少なくても月に数回はあります

特に農業が夢に出てきたときはだいたい同じようにパワハラを受けていることも多いため、目覚めてすぐはかなり気分が悪いです。

パワハラ上司、社長にそっくりな人を見るとフラッシュバックを起こす

実際に僕の知人でブラック企業関連のトラウマがある人の中には、昔パワハラなどひどい目に遭わされた上司などにそっくりな人をふと見かけると当時の記憶がよみがえることもあるそうです。

実は僕も農業の社長に関しては、某分野で割と有名な方が実はそっくりでたまにSNSでも見かけるためそんなときに農業でのトラウマがよみがえることがあります。

りょうた
りょうた

PTSDに近いイメージですね。

ブラック企業の後遺症が残る中での生活

働くことがトラウマになり2年間ニートだった

農業をクビになってから転職活動はすぐに再開しました。幸いまだ20代だったこともあり、当時ハローワークの職員からも応募できそうな求人はすぐに紹介はされました。

ただ求人に応募しようにも農業をクビになる際に社長に言われた

「おまえは価値のない人間だ」

これが強烈に心に残っており、求人応募、働くこと自体がトラウマになってしまいました。結局そこから約2年はニートでした。塾講師時代の貯金で生活はできていましたが、収入のアテがない状態での不安も多少なりともありました。

バイト+副業(ブログ)でいい感じだった

そんなトラウマな状態から頭の整理もかねてブログを始めました。当初は「ブログで稼ごう!」みたいなことはあまり頭になく、今の状況を整理・発信したいという思いの方が強かったです。ただやってみたら思いのほか楽しくブログを収益化する方法も知れたのでそちらも頑張り徐々にブログの収益も増えてきました。

また同時に学生時代の友人のつてで運転代行のアルバイトも始めました。当初は週5日、途中から週3日の勤務になりましたがブログの収益と合わせればひとまず最低限の生活は送れるくらいの稼ぎにはなりました。

先述の体力的な問題も1日8時間・週5日の正社員みたいな働き方ではキツイですが、運転代行のように「バイト+副業」みたいな働き方だと僕の中では割としっくりきました。今はフリーランス一本ですが、フリーランスの収益はどうしても安定しないため、バイトでも何か確実な収入源があるとそれだけでも安心感がありますね。

りょうた
りょうた

もちろん正社員時代の収入には及びませんが、それでも心の平穏など金銭面までトータルで考えるとある意味正社員時代より安心感はあります。

フリーランスに向いてるとは思ってないがフリーランスをやっている

ちなみに僕は自分のことをフリーランスに向いているとは特に思ってはいません。むしろブラック企業の件がなければフリーランスになることはまずなかったと思います。また就職、転職の相談に乗る時もフリーランスを勧めることはほとんどありません。

僕がフリーランスをやっている主な理由は

  • 体力的に正社員は厳しいと思った
  • そもそもパワハラを受けてきて会社に属したり、1から人間関係を築くのが怖い
  • お金にそこまで執着はない

このあたりが主な理由です。実はブログを始めたあたりからフリーランスも頭にはありましたがあくまで「自分には向いてない」と思っていましたし、フリーランスになって5年がたちますが今でも自分がフリーランスに向いているとは思っていません。

そのためフリーランスになろうと思ってなったというよりは、「気が付いたらフリーランスになっていた」という感覚です。

ましてフリーランスは会社員と比べると保険や年金など社会保障が手薄ですし、いくら執着がないとはいえお金(収入)が不安定なので常に多少なりとも生活に関する不安はあります。

りょうた
りょうた

特にフリーランス1本は覚悟が必要ですね。フリーランスをやるにしても会社員の立場は安易に捨てない方がいいかもしれません。

まとめ

記事のまとめ
  • ブラック企業を辞めて8年以上たつがいまだに後遺症っぽいのがある
  • 何度もストレス性の胃腸炎を再発したせいで胃腸が弱くなり、食事も食べれる量が減った
  • ブラック企業当時のパワハラなどは定期的に夢に出てくる
  • パワハラ上司、社長にそっくりな人を見かけるとフラッシュバックを起こす
  • 農業でパワハラを受けたときは働くこと自体がトラウマになった
  • 体力的に正社員で週5日働くのは厳しいが、バイト+副業だと良い感じだった

ブラック企業って僕のように辞めてからも影響が残ることもあります。体質・体調面はもちろんトラウマなどメンタル面でも。

長時間労働などで体調を崩せばその名残や後遺症みたいなものは意外と残り生活に影響しますし、パワハラなどでメンタル面にトラウマができてしまえば、転職活動や入社してからも影響が残ります。

ブラック企業で我慢をし過ぎたり、ハラスメント等を受け過ぎたりするとこのように数年~10年以上にわたって影響が残ることももっと知られればと思います。

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